がん治療体験記(眼窩腫瘍 悪性リンパ腫)

眼窩部悪性リンパ腫の診断を受けた僕がやったことや調べたことの記録です。

確定申告で医療費控除!(ついでに寄付金控除も) 還付金は何円??

僕の医療費は、昨年、年間10万円を余裕で超えています。

そういうわけで、確定申告で医療費控除を申請すれば、還付金があるはず!

 

なにしろ、保険外診療の「高濃度ビタミンC点滴」は、1回1万円。

保険外診療でも、医師による治療であれば医療費控除の対象です!

 ただ、「がんの相談」は治療ではないので、対象外のよう。

 

1万円の点滴は、10月から週2回のペースで受けていました。

よって、あほほど お金がかかっております。

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↑点滴の領収証と明細だけで、こんなになってます! (^^)

 

また、申請は同一世帯の医療費の合算で行います。

妻の分が年間2万円ぐらいかかっているので、それもプラスされます。

(子どもも対象ですが、うちの場合は乳幼児医療助成で窓口支払いが0円になるので、今回は対象外。)

 

ところで、保険金でわりともらっている場合の注意事項として、

以下のことがあります。

・がんの診断給付金は、治療に対する補填ではないので、計算に入れなくていい!

・治療に対する補填は、その治療のみに関わっているので、保険外診療を含めた全体から引かなくてもいい。

以上の2点を知っていれば、がんの治療で高額を継続して払っている人は、おおかた医療費控除の対象になると思われます。ドラッグストアで買ったクスリや往復にかかった交通費も対象です。

領収証さえ保管していれば、自宅でネットを通じて申請書が作成でき、還付金が最終的にいくらになるかも自宅PC上で表示されるので、PCが使える方はぜひやってみましょうね!

 

さあ、では実際、

どれくらい返ってくるのか?

 

今回、確定申告自体が、初体験。

平成29年分の申告からは、領収証の提出がなくなり、明細書の提出でよくなったので、前よりもぐっとカンタンになったようです。

 

医療費以外に、NPO法人に寄付もしているので、寄付金控除も同時に申告します。

 

まず、国税庁ホームページに行きます。

▼【確定申告書等作成コーナー】-TOP-画面

今はネットで申請書作成ができるので、ありがたいです。

作業途中で一時保存することもできます。

(途中まで入力したデータをPCに保存し、次回読み込む方法)

 

国税庁のもかなり親切にできていますが、それでもわからないときは、別のホームページに解説も出ています。

shokonoaruie.com

 

 

寄付金控除は簡単に入力できました。

 

NPO法人は、県や市町の対象になっているかも、調べなければいけません。

調べてみると、市町によってかなり違いがあり、僕の住んでいる市は、まったくどこのNPO法人も、対象にしていませんでした。・・・ちょっとがっかりです。

 

NPO法人への寄付以外に、政党への寄付も対象。

ただ、僕が寄付した政党は、希望しないと寄付金の証明書がもらえないようなので、今回は面倒くさいのであきらめました。

 

寄付金控除を2パターンのうちどちらで申告するほうが得か、といったようなややこしい比較は、自動でしてくれて、得な方が自動選択されるようです。

すばらしい。

 

医療費控除はちょっとややこしい。

 

でも、エクセルが使えるので、エクセルに慣れている僕としては大変助かりました。

 

勤務先で入っている保険組合からの「医療費のお知らせ」が本日(2/19)に届きました。ほぼ1年間の、保険を使った内容が一覧になっています。

さっそくその内容をエクセルで入力!

(入力先ファイルは、国税庁ホームページでダウンロードします。)

そのとき、2016年12月の分は今回の対象外なので、注意が必要です。

僕は一度入力した後で、いらないのに気付いて削除しました。

(専用様式のエクセルファイルで、保護されているので、削除はできませんが、上書きコピペはできます。ただ、コピペをしまくると、数式の参照がおかしくなり、合計金額の数字が、支払った金額よりも補填された金額のほうが多くなりました。そういうわけで、ダウンロードしなおしたエクセルに、表の中身だけ改めてコピペし、エラーの修正を図りました。)

 

作業中、保管している領収証の「窓口で支払った金額」と1円単位でずれがあることに気づきました。

「違うやんけ!どっちを入力すればええねん!!」とあせりました。(>。<;)

調べてみると、

・「お知らせ」の「あなたが支払った額」は1円単位で表示されていますが、医療機関窓口で支払われた額は10円未満を四捨五入した金額

だそうです。

申告書の入力数字は、どちらでもいいのだとか。

よかった!

(情報参照先 ▼「医療費のお知らせ」を利用して医療費控除を適用する場合の留意点 | 税務情報

 

全部入力したエクセルを読み込んだ後は、ややこしい部分は自動計算。

これは助かる。

すると、医療費控除額が表示されました。

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やはり、補填される金額よりもけっこう多めに払っているので、金額がでかくなっています。

 

この後、画面表示に従って進めると、還付金の額も表示されます。

 

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最後に、送金先の銀行口座とマイナンバーを入力するところがあります。

通帳や、マイナンバーカードも、用意しておきましょう。

 

審査があると思うので、表示された金額で本当に合っているのかは自信がありませんが、計算ミスや入力ミス、うっかり抜けていたデータがあったとしても、これぐらい大きな数字が出ていれば、最終的に数万円程度の還付は受けられると思われます。

 

ネットでできるのはここまでで、印刷した申告書と、源泉徴収票原本などの必要書類を持って、税務署に行ってこねばなりません。

 

でももう17時なので今日は間に合わないか。

いつ行けるかなあ・・・。

 

※税務署の開庁時間は、午後5時までだそうです。

【税務署の開庁時間】|確定申告期に多いお問合せ事項Q&A|国税庁